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医学系研究科(博士課程)アドミッション・ポリシー

アドミッションポリシー

教育理念・目標

福井大学大学院医学系研究科(博士課程)では,
  1. 高度な知識を有し,科学的・論理的な思考で高い水準の医学系研究を遂行・発信できる研究能力を有する医学研究者
  2. 先端的で高度専門的な臨床技能を提供できる実践能力を有する臨床医
  3. 地域に貢献ができる臨床研究能力や教育的指導力を備えた質の高い総合診療医・ER救急医・家庭医の養成を教育理念とし,21世紀の社会で活躍できる優れた人材,高度専門職業人を育成します。

特色

福井大学大学院医学系研究科は,研究を通じ人類に対する高い倫理観と,豊かな人間性の涵養を目指し,医学・生命科学領域を主とする博士課程,および,看護学領域を主とする修士課程から構成されています。
また,学びやすいように長期履修制度や昼夜開講制度を設けています。

博士課程では,統合先進医学専攻のもとに「医科学コース」「先端応用医学コース」「地域総合医療学コース」の3コースを設置し,創造性に優れ,研究・開発能力を有し,自立して活躍する研究者,卓越した研究能力と高度な専門的スキルを有する臨床医学研究者,地域に貢献できる臨床研究や教育的指導力を備えた質の高い総合的診療医・ER救急医・家庭医を養成します。

① 「医科学コース」では,医学科基礎系教員に加え,高エネルギー医学研究センター所属教員も参画し,実績や特色を基にしたコースワークを設け,組織的な教育・研究指導を行います。
本コースでは,医科学・生命科学等の専門科目だけでなく,自立して研究を遂行するために必須な遺伝子操作等の各種実験手技,情報処理技術,論文作成法などを含む教科内容のコースワークとします。

② 「先端応用医学コース」では,次の3部門を設け,臨床系教員を中心に基礎系教員も参画して,体系的な教育・研究指導を行います。

  • 腫瘍医学部門:放射線医学総合研究所と連携した重粒子線医学担当教員も加え,分子腫瘍学,腫瘍画像診断学,腫瘍病理診断学,腫瘍内視鏡診断学,腫瘍外科治療学,腫瘍薬物治療学,腫瘍放射線治療学等の科目を設定しています。また,腫瘍の外科治療学,薬物治療学,放射線治療学では,外科手術や抗腫瘍薬治療,分子標的治療(遺伝子治療含),合併感染症対策等の教科内容を横断的に教育するとともに,疼痛緩和療法などの集学的教科内容をも含んだコースワークとします。
  • 器官再生医学部門:選択科目として成長発達病態学,器官再生生物医学,神経運動分子生物学,呼吸循環器官再生分子科学,心血管内分泌代謝医学を設定しています。各組織・臓器の再建・再生を軸に,成長発達,退行性変性や器官機能喪失,生体医工学に拠る再建などを加えた特色ある教科内容のコースワークとします。
  • 病態情報解析医学部門:遺伝学や分子病理学的なミクロのレベル及び分子イメージングや高次脳機能画像診断学手法,灌流画像,薬物動態,医学疫学手法等によるマクロのレベルで,生体病態を新しい角度から解析できうる人材育成を目指した教科内容のコースワークとします。併せて病態情報解析に関わる新たな知見の発見,手法の開発を将来担える人材育成を目指した教科内容のコースワークとします。

③ 「地域総合医療学コース」では,本学の総合診療部,救急部,地域医療推進講座,地域プライマリケア講座の専門医を始め臨床系教員を中心に基礎系教員も参画した教育・研究指導を行います。

本コースでは,地域医療における医療技術等の基礎的知識や教育指導方法などを「地域総合医療学概論」で修得します。また,他のコース科目において,臓器横断的な知識を身につけ,患者診療に必要な包括的能力,コミュニケーション能力,身体診察能力,及び臨床推論の基本的技能を修得します。臨床研究に卓越し,地域医療のできる医師の人材養成を目的に,疫学倫理や臨床疫学等の統計手法や医学教育手法を学ぶ教科内容のコースワークとします。

各コースとも質の高い教育・研究指導を実施するため,異なるコースの複数の教員による教育・研究指導(複数教員指導体制)を導入し,横断的及び有機的な教育・研究指導を行います。また,ライフサイエンスイノベーション推進機構(生命科学複合研究教育センター,トランスレーショナルリサーチ推進センター,ライフサイエンス支援センター)や子どものこころの発達研究センター所属の教員等も参画し,全コース共通の必須科目等に特色あるコースワークを設けています。

求める学生像

理念・目標を達成するために,

博士課程では,
  1. 医学・生命科学領域において,科学的・論理的な思考で高い水準の研究の遂行・発信を目指す人
  2. 各医療分野で優れた臨床研究能力と先端的で高度な臨床技能を備えた医学研究者を目指す人
  3. 研究・教育指導の出来る卓越した総合診療医・ER救急医・家庭医を目指す人
    を求めています。

入学者選抜の基本方針

博士課程では,将来,医療ならびに関連分野の中核として活躍する多くの人材を育成するため,以下のように入学の門戸を広げています。

  1. 入学の時期:春季(4月)と秋季(10月)の年2回とし,それに合わせて入学試験を年2回行っています。
  2. 出願資格:大学の医学,歯学又は修業年限6年の薬学若しくは獣医学を履修する課程を卒業した者だけでなく,他学部卒業者及び短大や専修学校修了者に対しても,教育,研究又は診療に従事した期間の研究業績を持って,卒業と同等以上の学力があると審査した者には出願資格を認めています。
  3. 学力検査等:筆記試験(英語)と志望する専攻・部門(コース)についての口頭試問を行い,語学力及び専門的知識を評価します。
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