福井大学基金(羽ばたけ基金)®

学長メッセージ

ご支援・ご協力のお願い

~一人ひとりの学生が輝く福井大学を目指して~

上田先生お写真長期化するコロナ禍の中にあって、福井大学は、教育学部、医学部、工学部、国際地域学部の4学部から成り、学生数5,000人、教職員数1,400人余りの小規模な大学ながら、活力ある大学づくりに取り組み、それぞれの分野で多数の有為な人材を育成し、また、地域の特性等を踏まえた特色のある研究を進め、その成果を社会に還元するとともに、高度な医療活動を通して地域医療の向上に貢献することを目標に日々精励しております。

現在、福井県の教員数の4割、医師数の3割、エンジニアの3割が本学卒業生であり、「格知によりて 人と社会の未来を拓く」の新理念に相応しい活躍をされております。今後ますます、新たな科学的価値の創出と優れた人材の育成を通して世界に貢献し、同時に、医療の砦機能の強化、産学連携活動など、地域にしっかりと軸足を置いた活動を実施していくことが福井大学の使命と考えております。

一方、わが国は今、急激な少子高齢化、経済規模の縮小、社会保障費の増加などにパンデミックも加わり、国力を維持していく上で厳しい状況に置かれております。このような社会情勢の中、大学の基盤的予算は年々削減され、新たな課題に対する自立的・戦略的投資の余地は極めて限られているのが現状です。

そこで、今後も地域に根ざした国立大学として、地域社会からの信頼と期待に応え、本学の使命を果たすためには、機動的な資金の確保が肝要であり、特に、将来の社会を背負って立つ意欲ある若者の育成を一層充実させるため、「福井大学基金」を創設し、これまで多くの皆さまからご支援をいただいております。

この基金は、学生の修学支援としまして、奨学金の充実、国際交流活動等への支援を中心に、次代を担う高度専門職業人及び地域創生を担う人材の育成に活用することを目的としており、今回のコロナ禍においても学生支援の中心的な役割を担っております。

皆様におかれましては、基金設立の趣旨に何卒ご理解とご賛同をいただき、格別のご支援・ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

国立大学法人福井大学長 上田 孝典

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