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福井大肺疾患研究で協定 インド、タイの研究所と(2011.9.7)

2011年9月7日 福井・日刊県民福井・中日新聞

福井大医学部(永平寺町)は6日、インド国立鉱業医学研究所とタイ王国中央胸部疾患研究所の3者で、肺疾患の画像診断などに関する学術交流協定を結んだ。海外の研究機関との協定は4件目。
両国では鉱山や町工場労働者のじん肺が問題となっており、3社は協力して2003年から、国際的な基準に基づくレントゲン画像の読影技術の普及に取り組んできた。
協定により、同大はレントゲン画像の診断技術や資材を提供し、労働衛生の向上に貢献する一方、両研究所から豊富な症例を得て肺疾患の研究を進める。資料や文献の交換のほか、特定分野での共同研究も行う。期間は5年間。
永平寺町の松岡キャンパスで調印式があり、インドからP・K・シショウディア所長、タイからポングラダ・サムハンガチャート副院長が出席。上田孝典学部長は「労働者の健康を守るため、胸部医学の教育研究がしんてんすることを希望する」とあいさつした。
シショウディア所長は「協定は鉱山労働者の健康に寄与できる」、サムハンガチャート副院長は「アジアの胸部疾患根絶を目指したい」と話し、それぞれに協定書にサインした。

│ 2011年9月7日 │
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