2011年8月31日 福井新聞
自然や生物が持っている機能などを、大学教授や企業の研究者から学ぶ講座が4日、福井市下六条の県生活学習館(ユー・アイふくい)で始まった。10月13日までに全5回行い、参加者たちは地球環境への理解を深める。
行政や大学などと連携した講座を開いている県生涯学習センターが主催。初回は福井大教育地域科学部の前田桝夫教授(64)が「生命共生系の女神」と題して講演し、45人が耳を傾けた。前田教授は、植物が作物として栽培さることで△発芽や収穫の時期がそろった△食用の部位が巨大化した―などと説明。その最たるものがトウモロコシで、7千年前の種子は30粒だったが、現在は5百粒にまで増えたと紹介し「今の何不自由ない暮らしは、植物があってこそ」と話した。
次回は22日午後1時半から。入場無料。