2011年8月31日 福井新聞
「ふくい理数グランプリ」中学校部門の理科チャレンジステージが28日、福井市の福井大文京キャンパスで開かれた。県内22校の76チームが風力で動くウインドカーを作製、走行距離を競った。
授業で学んだことをベースに科学的な思考力や判断力を育もうと、県教委が4年前から開催している。
1~3年生228人が3人1組でチームを編成。この日、会場で「風のエネルギーを利用してウインドカーを遠くまで走らせるための工夫」という課題が伝えられた。参加者はA4サイズの紙とプラスチックの台を組み合わせ「車」を作製。風を多く受ける帆の形や大きさなどアイディアを出し合いながら製作に励んだ。
その後、空気にため込んだビニール袋から風を出しウインドカーを走らせた。勢いよく袋を押したり、ゆっくり長く押すなど各チームとも工夫し、走行距離を競い合った。
競技結果を踏まえ9月19日の本選に出場する16チームを選抜、近く各校に通知する。