2011年8月28日 福井・産経・読売新聞
泥にまみれて遊び、自然を楽しむ「第9回どろんこ祭り」(福井新聞社後援)が27日、福井市河水町の水田で開かれた。わせ品種ハナエチゼンを刈り取った後の約1600平方メートルの田んぼを、全身泥まみれになった〝泥ん子″たちが元気いっぱいに駆け回った。
福井大生でつくる「Fukui Play-Studio遊房」と岡保まちづくり委員会が企画し、福井市や坂井市などから幼稚園児や小学生約150人が参加した。今年はあえて競技などを行わず、子どもたちに自由に遊びを見つけてもらう仕掛けをした。
水着などに身を包んだ子どもたちは「ぬるっとする」「足に何かが触った」と恐る恐る田んぼへ。それでも、いったん福が汚れると解き放たれように泥の中に飛び込み、足をとられながら競走したり、高さ約2メートルの「泥スライダー」を滑って泥しぶきを上げていた。
森田小年の桝井栞子さんは「家の近くにも田んぼがあるけれど、入って遊んだのは初めて。気持ちいい」と笑顔。母親の薫子さんは「今日はいくらでも汚していいからね」と温かく見守っていた。