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不妊や新生児治療集約 周産期センター完成(2011.8.25)

2011年8月25日 福井・日刊県民福井・中日・読売新聞

福井大医学部附属病院内に「周産期母子医療センター」が完成し24日、永平寺町の同病院で開設式が行われた。26日から始動する。
同センターの開設は県立病院に続き県内で2例目。これまで小児科と産婦人科に分かれていた新生児の集中治療や不妊治療、分娩などの機能を一体的に少人数で行うことができる。
新生児集中治療管理室(NICU)には可変式の保育器を備え、身体に負担をかけずに乗せたまま、治療から呼吸などの状態管理ができる。最新型の呼吸器も6台ある。
分娩室は緊急の帝王切開などの手術が可能。これまで手術に移動しなければならず、時間がかかっていたが、救命率向上に役立つことが期待される。
県は周産期医療体制整備計画案の中で同病院へのセンター整備を盛り込んでいた。事業費は約5雄億円。県が1億5千万円、国が1億3千万円補助する。
開設式には山口明夫病院長ら来賓5人が出席。テープカットし祝った。同病院では「全国に比べ低い本県の新生児死亡率をさらに低くできるのでは」と話している。

│ 2011年8月25日 │
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