2011年8月17日 日経新聞
文部科学省は原子力の分野の人材育成を支援する「国際原子力人材育成イニシアティブ事業」に、若狭湾エネルギー研究センター(福井県敦賀市)が提案した事業を採択した。同センターと福井大学付属国際原子力研究所が共同で実施する原子力人材育成事業の費用を補助する。
文科省から事業採択された若狭湾エネ研の提案は「福井の人材育成機能等を活用した原子力の安全・国際協力に資する人材育成」。福井県内の大学や研究機関のほか、関西電力や日本原子力研究開発機構などの事業者が連携する。
今年4月に発足した福井県国際原子力人材育成センターを拠点に、原子力の安全対策や危機管理、国際協力などを担う国内外の人材を育成する研修活動を実施する。事業期間は2011~13年度の3年間。
文科省の同事業には全国だ13件の提案があり、若狭湾エネ研の提案など6件が採択された。