2011年7月13日 福井・日刊県民福井・中日新聞
本年度から嶺南の高校として初めて文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」指定された若狭高は11日、同校で第1回運営指導委員会を開き、委員らの意見交換などが行われました。
同委員会は、福井大附属国際原子力工学研究所所長の竹田敏一委員長をはじめ、学識経験者ら8人で構成。研究内容や方法などについて指導、助言を行っていきます。
授業参観後に行われた初会合には委員や同校のSSHの関係教諭ら約20人が参加。「生徒たちには疑問を持ったら徹底的に研究してもらい、地域に根差したSSHにしていきたい」とあいさつしました。
委員からは「タイムリーな原子力の問題を含め、地球環境などにテーマを絞り込むべきだ」「SSHでは、文系と理系をどう組み合わせるのかという点も課題。原発における科学者の倫理問題などといった視点に立ち、複合的な見方をしてはどうか」などの意見が出ました。次回の委員会は2月に開かれます。