2011年5月29日 福井新聞
肝臓週間(23~29日)に合わせた市民公開講座「肝がん撲滅フォーラム2011」は28日、福井市の県済正会病院で開かれました。「こわがらないで 肝炎、肝がん」と銘打った専門医の講演が行われ、病気の基礎知識や最前線治療技術を紹介しました。する一方「大きな手術や出産時に大量出血があった人は血液検査を受けてほしい」と呼びかけました。講演に立った県済生会病院内科の野ツ俣和夫医師は「肝がん患者の7~8割はC型肝炎が原因」と指摘。「ウィルス陽性の人は近年どんどん減っている」と福井大医学部附属病院第二内科の根本朋幸医師はB型肝炎について詳しく解説し、県の担当課からは無料の血液検査や、治療に対する公費助成制度の説明がありました。