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あまりに悲惨・・・何もかも不足(2011.3.16)

2011年3月16日 読売新聞
東日本巨大地震の被災地の宮城県などに入っている日本災害看護学会(東京都)理事で、福井大医学部看護学科の酒井明子教授が電子メールで読売新聞の取材に応じ、被災地の窮状を訴えました。
「あまりに悲惨な現状です。(津波の影響などで)ずぶぬれのまま、寒い避難所で過ごした被災者もいました。遺体は少しずつ収容されているが、まだ孤立している被災者もいます。
海岸近くでは安否確認が進んでいません。通信手段の制約から、連絡を取ったり情報を得たりできず、混乱しています。ガソリンがなくバスも使えず、(安否不明の家族を探すため)自力で現場に行くことができません。
避難所は日用品や食料品、薬など、何もかもが不足しています。赤ちゃんを連れている人もおり、ミルクやオムツ、タオルが足りていません。(移動用の車の)ガソリンがないため、看護訪問もできていません。
ボランティアで現地に入る場合、食料や宿泊場所、携帯電話の充電など、(自前ですべてを賄う)自己完結でお願いしたいです。募金などの協力をお願いします。

│ 2011年3月16日 │
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