本学ISO事務局は、2月24日に文京キャンパスアカデミーホールで環境ISOトップセミナーを開催しました。ISO14001認証の取得後、環境問題等について一層の理解を深めることを目的に毎年開催しており、今年で13回目となりました。
最高環境責任者の眞弓 光文学長の挨拶後、福井県安全環境部自然環境課 黒部 一隆課長が、「福井県において取り組んだ環境政策」と題して講演。CO2排出量の見える化として、車や自転車、徒歩などの移動手段や距離に応じたCO2の排出量を算出するアプリを紹介し、車に装備されている燃費計・エコドライブナビゲーションで燃費を把握する習慣が、エコ意識の変化につながっていると報告しました。
また、水月湖の年稿について、湖底の縞模様に秘められていた7万年の歴史と年稿からわかる地球温暖化の気候変動を解説。「若狭町の鳥浜貝塚・若狭三方縄文博物館を中心とした『縄文』『里山里海湖』『年稿』に関する活動を生かし、これからの福井の未来に向けた持続可能な環境政策と地域づくりを行いたい」と述べました。環境政策について世界規模から市民レベルの活動まで幅広い内容で、参加者は熱心に聞き入っていました。
出席者から、自転車エコ通勤について、自転車が絡んだ事故の多発や、歩行者、自転車、車を分離した安全な走行空間の確保、福井県ならではの歩道の除雪など課題が出され、活発な意見交換が行われました。