福井大学はこのたび、国民生活の向上に資する優れた取組を広報する文部科学省主催の『文部科学省情報ひろば』企画展示に、本学の研究成果「宇宙エネルギー利用システム」を出展し、研究の様子をわかりやすく紹介しています。
特に、注目されている究極の自然エネルギー利用!宇宙から太陽エネルギーを24時間安定供給する次世代エネルギーシステムL-SSPS(Laser Space Solar Power Systems)にはJAXA(宇宙航空開発機構)と福井大学の研究が生かされています。
地球が地球外から得ているエネルギーは、基本的に太陽光だけです。現在の人類の膨大なエネルギー消費も、地球が太陽光から得ているエネルギーの1万分の1に過ぎません。太陽は、素晴らしいエネルギー源なのです。でも、太陽光の問題は、日中しか利用できず、天候に左右されやすいこと。Space Solar Power Systems (SSPS)では、24時間太陽光が降り注ぐ宇宙で太陽エネルギーを集め、レーザー光にして地球に送ろうというスケールの大きな技術です。この技術の核となるのは、ギガワット・クラスという大出力のレーザーを発生させること。この技術は、日本では福井大学だけが持つユニークなものです。
今回の展示では、ポスター、映像、模型展示により、このSSPS技術を分かりやすく解説します。是非、この機会に自然エネルギーを効率よく利用するSSPS技術の魅力に触れてみてはいかがですか。
○ポスター展示
○SSPSのCG映像DVD放映
○マイクロ波による太陽エネルギー利用技術(MSSPS)
○模型展示
展示期間 平成23年7月1日〜9月25日