福井大学松岡キャンパスの医学部講義棟の照明設備が、省エネ性や快適性に優れていると評価され、照明学会の「平成25年照明普及賞」表彰を受けました。
医学部講義棟の照明は、すべてLED照明器具を採用し、廊下、ラウンジを含め全室に人感センサーの配置を工夫することで、機能性やデザイン性を高めながら、照明の設置数を減らすなど省エネを実現しています。従来、埋込型の照明器具が一般的だったが、露出型のLEDベースライトを用いることで、天井にも光が広がり、部屋全体の明るさ感が増し、机上面の照度でも暗さを感じず機能的で快適な空間を造っています。また、学生の自学自習やグループ学習等のためのコミニュケーションスペースや国際交流を目的としたマルチラーニングスペースには木目調の意匠を施し、什器類とのデザインの調和を図った照明がより明るく落ち着きのある空間を演出しています。
表彰式は5月29日に東京大学伊藤謝恩ホールで行われました。これからの教育施設の照明に求められる機能性、省エネ性、快適性、デザイン性及び経済性に配慮されているとの好評を得ています。本学では、引き続き快適な学修環境の創出と省エネ・省CO2・省コストに取り組んでいきます。