福井大学医学部附属病院は11月3日、臨床教育研修センターで実践研修「福井大学メディカルラリー」を開催しました。
福井県医療の職場づくり支援センター事業の一環で毎年開催し、患者急変時における対応能力の向上や多職種の役割分担・連携の強化を目的としています。今年は、同大医学部附属病院のほか県内6病院から20チームが参加しました。
研修に先立ち、林寛之総合診療部長から急変対応の基本について講義がありました。この後参加者は、医師1名、看護師3名の計4名でチームを組み、決められたシナリオに従っていろいろな設定・演技する模擬患者に対して状況を判断し、診察や処置を行いました。災害現場を想定したステーションでは、医学部学生が扮する被災者の迫真の演技に緊張が走るなか、声をかけ合いながら自分の役割を果たしていました。参加者は、5つのシナリオステーションを順番に回り、ジャッジによる評価・採点による総合得点で順位を競いました。
各ステーションでのシナリオは、関係スタッフのみで極秘裏に準備し、毎回工夫を凝らし好評を得ています。
研修終了後の表彰式では、1位から3位の表彰のほかにユニフォームを揃えたチームにコスプレ賞が贈られました。
附属病院は、更なる対応能力の向上を目指し、今後もこの研修を継続していきます。