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幼児教育の現場で子どもの「未来に生きる力」を育む

大学院教育学研究科1年、教育地域科学部(※)

中村美咲さん(前列左) 豊田穂香さん(前列右) 藤井晶子さん(後列左) 小川千尋さん(後列右)

教育学部附属幼稚園の預かり保育「ふよう みらい キッズ」で、学生が教員らとともに、子どもの学びをサポートしています。

「みらいキッズ」は、毎週火~金曜日の降園後に約2時間行われ、自由遊びはもちろん、地域の専門家を招いて、運動遊びや自然体験、食育、英語など様々な体験活動を行う8つのプログラムを行っています。子どもたちの20年後、30年後の未来に生きる力を育てる土台作りとして、食べ物への関心や芸術的感性を育み、運動を通じた他者との関わり合いを学び、創造力など人間の基礎部分の育成を目的にしています。

プログラムの1つ「キッズ・アート」は、折り紙や粘土を使う創作活動です。美術教育を専攻する大学院教育学研究科1年の山田夏乃さんと教育地域科学部4年の寺根千尋さんが講師を担当し、木になりきってダンスをする様子を描いたり、トイレットペーパーでお化けを作ったりと、子どもたちの興味や発達段階に応じた活動を企画してきました。山田さんは「子どもたちの主体性を引き出すために、ただの図画工作にならないように、気を付けています。全部こちらで準備して一方的に指導するのは簡単ですが、自由度の高い活動を目指しています」と意気込みを語ってくれました。

水を多く含んだ絵の具をたらし、ストローで息を吹き付けて描く「ストローアート体験」

水を多く含んだ絵の具をたらし、ストローで息を吹き付けて描く「ストローアート体験」

幼児教育に関心のある学生も、サポート役として参加。「キッズ・アート」と、果物や野菜を学ぶ食育の「キッズ・ベジフル」で年長児を担当する、教育地域科学部3年の豊田穂香さんは、「触ったり、においを嗅いだり、食べたりといった、五感を刺激する体験は、本当に子どもたちの目を輝かせます。体験の大切さを改めて実感しました」と学びを得た様子でした。

※教育地域科学部は平成28年度に教育学部、国際地域学部に改組しましたが、平成27年以前に入学した学生は、現在も旧学部に所属しています。

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