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繊維製品品質管理士(TES :Texitiles Evaluation Specialist)福井県内初、現役学生として初めて資格取得

工学部 材料開発工学科 4年、大学院工学研究科繊維先端工学専攻 博士前期課程 1年

高橋 和也 さん(右)加藤 隆太さん(左)

高橋さん、加藤さんの2名が、繊維製品品質管理士に合格しました。この資格を持つ技術者は、繊維製品の品質・性能の向上を図り、消費者からクレームが出ないように、製造や販売を行う企業のなかで活躍するスペシャリストとして位置づけられます。身につける知識、技術は繊維業界では、必須のものです。

繊維を学ぶ大学院専攻・学部コースを有する本学では、繊維に強い人材を育成することを目的に、繊維系学部のある信州大学、京都工芸繊維大学と連携した教育を行っており、繊維製品品質管理士の資格取得を推奨しています。試験対策の講座は、大学院生向けに開講していますが、高橋さんは3年次から興味を持ち、講座に参加して学習を続けてきました。2人が受けた試験には、全国で約2600人が臨み、今回は592人が合格。合格率は22%でした。現役学生としての合格は県内初の快挙です。

2人は、昨年7月16日の試験日に向けて、4月から毎日1時間~2時間欠かすことなく、勉強を積み重ねたそうです。高橋さんは「試験勉強を通じて、繊維の知識が増えたと日々実感しています。ここから新たな研究のヒントが生まれたら嬉しい」とさらに興味が深まった様子。加藤さんは「繊維の専門知識だけではなく、製造、販売に関する法律などを幅広く理解することが必要なので非常に難しかったです。合格できて大変うれしいです」と話し「次は繊維部門の技術士の試験にも挑戦してみたい」と新たな目標を語ってくれました。

試験を受けてからもっとも変わったと実感するのは、自分たちが着ている洋服のタグをついついチェックしてしまうこと。TESを通じて学んだ知識で、素材や品質がわかるそうです。スペシャリストとしての活躍が期待されます。
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