工学部
学生チームIRUF
福井大学の学生有志チーム「IRUF(Interactive Robotics University of Fukui)」が5月4日~7日に愛知県立大学で開催された「ロボカップジャパンオープン2017」に参加しました。「NAO」というプログラミング型のロボットで、グラウンドの環境を認識し、ボールの動きをとらえて、蹴るというサッカーの基本動作のプログラミング技術で競う、サッカー種目「Standard Platform League」に出場しました。通常、フォワード4体、キーパー1体のNAOが必要になりますが、1体120万円もする高価なロボットのため、本学はフォワード2体で出場。NAOは競技中に転倒することが多いので、すぐに立ち上がるようにプログラミングしていますが、前日の練習試合で1体が転倒して腕が折れ、フォワード1体、キーパー1体で大会に出場することになりました。
第1試合は大阪大学と対戦。相手チームの守りが固く攻めきれず、0-3であえなく敗戦。つづく、2試合目は愛知県立大学と対戦、試合開始から9分のところで相手のNAOに不具合が起き、3体と2体での対戦に。相手に先制を許したものの本学の1体が果敢に攻め続け、ゴール!この試合は1-1で引き分けに持ち込みました。2014年から参加してから「IRUF」の初得点です。
次のトーナメントに進むことはできませんでしたが、ロボットの数のハンデをものともしない戦いぶりが評価され、「ロボット学会賞」を受賞しました。チームリーダーの大学院工学研究科 知能システム工学専攻 博士前期課程1年の村井翔太さんは「10月の練習試合に向けて、2体で強い連携プレーを見せたい」と話し、次は相手の動きに反応し、チームメイトと連携した試合ができるようにプログラムすることが目標です。
大会の様子は右のQRコード、以下のURLからご覧いただけます。
http://goo.gl/photos/mjZFX5s5AL6yurr37