大学院工学研究科物理工学専攻1年
都築 聡
今回、長野県で行われた日本分光部会 テラヘルツ分光部会 国際シンポジウムにおいて「Polarization response of metallic helical structures for THz region」という題目で発表し、最優秀学生ポスター賞を受賞しました。
私の所属する遠赤外領域開発研究センター谷研究室では、THz-TDSと呼ばれる分光装置を用いてテラヘルツ帯域の電磁波の発生、検出の研究、またこの電磁波を用いてさまざまな試料や物質を測定しています。
まずは、金属で出来たらせん構造物を多数並べてテラヘルツ電磁波の応答を測定しました。らせん構造をもつ物質は多数あり、生体で言うと汗腺(汗が出るところ)がらせん構造をしています。将来はテラヘルツ電磁波を用いて発汗量を測定し、健康状態を調べることができるようになることが期待されています。
今回、このような賞を受賞できたことに、大変うれしく思います。また、この受賞をきっかけに研究意欲が一層高まりました。これからも研究を続けていきたいと思います。 最後に本研究にあたり、日頃のご指導、実験でのアドバイス等賜りました谷教授をはじめ、ご協力いただいた方々に深く感謝いたします。