工学部 機械工学科4年
清水 亮太
7月24日に神奈川工科大学において行われた福祉アイデアコンテストにおいて「XBEE を利用した屋内における人の状態のモニタシステム」というタイトルで発表し、作品部門において入選致しました。
私の発表した研究は高齢者や病気、障害などにより転倒した時自分で起き上がることができない方のために転倒を検出し、人に知らせるためのシステムです。転倒を調べるために加速度センサを使い人の体の傾きや動きを調べ、その情報をXBEEという無線機でパソコンに送信します。送られたデータを解析し転倒と判断した場合はメールや電話などを使い連絡できるようにします。
このコンテストに参加したきっかけは、ASL(筋萎縮性則索硬化症)や脳卒中後遺症患者などを支援されている方から運動機能に障害があり一度転ぶと一人では立ち上がることのできない方がいると相談を受け、そんな方のために状態をモニタし異常時に連絡するシステムの研究を発表してみないかと先生から誘いを受けたからです。当時移動ロボットの研究に使う無線機の学習をしていたところで、さらに加速度センサは以前に扱ったことがあったため、少しやってみようと考え参加を決め研究を行いました。
軽いきっかけで始めた研究ですが、入選を機に卒業研究のテーマをこの研究に変更し、日々システムの完成を目指し研究を行っています。