基礎・臨床医学分野で蓄積された解剖、生理、生化、薬理学情報収集技術とポジトロンCTやMRIなど高度な放射線画像診断技術とを融合させ、遺伝子発現としての生命現象あるいは遺伝子発現異常としての疾患を非侵襲的に画像化する分子イメージングの国際的研究教育拠点を形成します。これにより、がん・痴呆等に関する分子生物学等の基盤情報を包括した先端画像医学を確立し保健・医療の推進に貢献するとともに、画像技術を用いる新しいシステム医科学の創成を目指します。
①アクティブラーニングを活用した教育力の強化、②地域・産業界との連携力の強化、という2つのテーマを遂行し、共に成果を生み出す過程で、前に踏み出し、考え抜き、チームで働く教育改革力の強化を図ります。
地域の人たちと話し合うことで、地域での問題や地域で必要とされていることを見附、それを解決する力を身につけます。
卒業までの学習を確かなものにするための、初年次学生に基礎学力と自己教育の習慣を確実に身につけさせる取り組みです。
学科や学年の枠を飛び越え、体験型学習で、課題発見・解決能力などを身につけます。
高校から大学の学びへの移管をスムーズにし、特定分野に偏らない広い学びを行います。
環境や地域に関する問題を調査し、解決策を提案、また解決策を実施し地域と共に取組みます。
英語が使える医療人の育成をテーマに、医学英語と医学・看護学の統合的な一貫教育を行います。
地域のニーズに応え、学生の教師としての実践的な力を身につけます。
長期教育実習の先進モデルの実現と、教育実習改革大学間コラボレーションの組織を通して、高度専門職としての生涯にわたる教師の実践力形成を支えるカリキュラムと組織の実現を目指します。
「多様な学生に配慮したカリキュラムのオーダーメード化」と「実践的プロジェクト研究による地域連携型教育」を行います。
学生を企業に長期派遣し産業の取り組みを理解し、自主的に問題解決できる高度専門人材を育成します。
学校拠点の授業開発の積み重ねを通して「学校を拠点とする教師と研究者の協働授業開発」「実践-分析(研究)-再構成のサイクルによる実践と研究の融合」「実践研究ネットワークの組織化」の3つの特質を持つ教員養成大学院を提起し、教師の実践力形成を目指します。
地域で活躍する幅広い多分野にわたって診療できる医師を育成するプログラムです。
若手医師研修に実績のあるマグネット病院群と、連携5大学病院(福井大学、滋賀医科大学、関西医科大学、神戸大学、香川大学)との機能的連携を強化することで、マグネット病院における実践的専門医教育と大学病院での高度医療教育をシームレスにつなげ、優秀な専門医や臨床研究者育成を目指す教育プログラムです。
子育て等により就業を中断している看護師で職場復帰を検討している方、病院・診療所等に就労中の看護師で新しい看護の課題の学習やキャリアアップを考えている方を対象とした、医療現場に必要な最新の看護知識・技術・技能の修得の機会を提供します。
優れたがん専門家を養成するための横断的な教育プログラムの構築と実施、及び実地修練を支援する体制の整備プログラムです。
『ER型「救急医」』『一般内科を中心に診療を行う「総合内科医」』『地域に密着した「家庭医」』の3つのステージを用意しながらも、それぞれのチームに壁を作らず日々の診療を行います。
東京電力福島第一原子力発電所事故後の原子力安全を担う人材を、県内関係機関の連携によって、高専から大学院生の各段階で、効果的・効率的・戦略的に育成するカリキュラム整備を行います。
附属国際原子力工学研究所を中心に福島第一原子力発電所の燃料デブリ分析・廃炉技術に関わる研究・人材育成を推進。現場のニーズを踏まえた「廃止措置技術」、「燃料デブリ分析」及び「廃炉技術開発」に関する基盤研究と人材育成を行います。また、平成28年度に新設される工学部原子力安全工コースで整備される学部3年から修士までの4年一貫教育も活用して、基礎教育と放射性物質の研究・分析施設を活用した研究・実習を充実させます。
採択された「イノベーティブ・アートマネジメント・プログラム(I’AM)-地域コミュニティ密着型人材育成プログラムの開発-」では、県内の文化施設ネットワークを構築し、文化資源ならびに人的資源の積極的な交流を活かした展覧会の企画運営を実施します。さらに、本学教育地域科学部美術担当教員と学生によって運営される「NPO法人E&Cギャラリー」を拠点とし、展覧会の企画・制作・実施を通じて、実践的アートマネジメント人材教育プログラムを開発します。
また、この人と場所のネットワークを最大限に活用して、美術表現に留まることなく音楽、映像、街づくりなど様々な分野の活動を支援していく仕組みを形作ることが、大きな目標となります。
「福井大学産学官連携本部では、産業界との交流を通じ、大学シーズと企業ニーズの対話式のマッチングを行ってきています。その中から地域企業を中心として数多くの共同研究プロジェクトを生み出し、そのプロジェクト創出過程は2007年頃より「ふくい方式」 として全国に認知されるに至っています。
本事業は、大学等において多様な参加者の知見を活用したデザイン思考の対話型ワークショップ等を運営することなどにより、大学等発のイノベーションを創出する確率を高めることとそのプロセスの検証を行うことを目的としています。」
県内唯一の国立大学として、福井県をはじめとした、各自治体等と包括連携協定等に基づく協議を行い、福井の地域課題として顕在化する
① 地域再生・活性化の基盤となる「人材育成」
② 地域産業の持続的な発展に資する「ものづくり・産業振興・技術経営」
③ 進行する少子高齢化と過疎化に対応する「地域医療の向上」
④ 自然共生社会を実現する「持続可能な社会・環境づくり」
⑤ 安全・安心に資する「原子力関連分野の人材育成、防災体制の確立」
の重点5分野について特に注力し、地(知)の拠点として、全学体制で地域の課題解決に戦略的に取り組みます。
工学部・工学研究科を中心として、21世紀のグローバル社会において、高度専門職業人として活躍できる優れた人材育成を目指し、国際的にも通用する質の高い教育の実施を目指します。
大学等が、研究開発に知見のある人材等をリサーチ・アドミニストレーター(URA:大学等において、研究者とともに研究活動の企画・マネジメント、研究成果活用促進を行うことにより、研究者の研究活動の活性化や研究開発マネジメントの強化等を支える業務に従事する人材)として活用・育成するとともに、専門性の高い職種として定着を図ることをもって、大学等における研究推進体制・機能の充実強化を行います。
女性研究者がその能力を最大限発揮できるよう、出産、子育て又は介護(以下「ライフイベント」という。)と研究を両立するための環境整備を行う取組を支援するものです。本学では、現在の男女共同参画推進室を男女共同参画推進センターに改組し、全学的な女性研究者支援活動の企画・実施を担います。女性支援ルームの設置、相談体制の構築、交流ネットワークの全学組織化、シンポジウムやセミナーによる意識啓発等を行います。また、ライフイベント中の女性研究者等への研究支援員や技術補佐員、RA・研究補助員の配置による研究活動支援を行います。
理数分野に関して高い意欲・能力を有する生徒を対象とし、体系的教育プログラムを実施します。これにより、優れた生徒の才能をさらに伸ばし、高い課題探求能力を備えた科学者の卵を育成します。
学長を本部長とするテニュアトラック推進本部のもとに「生命科学若手リーダー育成特区」、「アメニティ工学女性リーダー育成特区」、「重点研究若手リーダー育成特区」を設け、各々の分野にて世界をリードしうる優れた若手研究者を国際公募により広く求め、公正で透明性の高い審査により、新領域を開拓するフロンティア・スピリットを持つ意欲あるテニュアトラック教員を採用します。採用されたテニュアトラック教員には、充実した研究環境と潤沢な研究費を与えて、各関連部局の教員の協力のもと、他の組織と独立に高い水準の研究を実施させるために必要な支援等を行います。
博士人材キャリア開発支援センターを設置し、実践型キャリア育成システムとして「イマジニア養成キャリア開発支援システム」を構築。ポストドクターを実践的人材として育成し、企業への就職に結びつけることを目的としています。
「子どものこころ」の育ちとその問題について、医学・看護学、発達・臨床心理学、保育・教育学に、神経伝達物質、脳機能イメージング、行動計測など「脳科学」を組み合わせるなど学際的にアプローチし、その科学的な成果を医療・療育、保育・教育、子育て支援の現場に応用・社会還元することを目指しています。
医師及び医療関係職員の業務内容・業務分担の見直し、本来の目的である医療従事に専念できる環境を整備するため、専任の人員を雇用し、事務的業務の負担軽減に取り組みます。
低炭素社会やエネルギー源の多様化の実現と地域産業の持続的な発展を結びつけるため、産学官の力を合わせて福井が有するユニークな技術を活かした共同研究を行っていくことを目的としています。次世代の技術開発シーズを創出・育成し、技術移転を進めることで地域にスマートエネルギーデバイス産業の集積地を形成することを目指します。
地域で働く医師としての総合的な幅広い診療能力に加え、緊急被ばく医療にも専門性を持ち、地域全体における緊急被ばく医療体制の指導的役割を担うことのできる人材を育成します。
生命医科学分野に高い興味を持ち、「いのちの大切さ」を尊び、理解し、将来、研究者・医学者などを職業としてめざす、将来の日本の生命医科学を担う優秀な人材の育成を目的としています。
福井大学が重点的に推進する研究領域「分子イメージングをはじめとするライフサイエンス研究」、「原子力工学研究」及び「遠赤外領域開発・応用研究」等を更に高度化し、世界的研究拠点形成を推進します。