福井大学災害ボランティア活動支援センターは、災害ボランティア活動の意義と重要性の理解を目的とした研修会を11月7日に開催しました。
講演と救命処置実技講習の2部構成で、災害ボランティアに関心のある本学学生及び地域住民の方など約80名が参加しました。
第1部の講演会では、新潟県長岡市社会福祉協議会の本閒和也地域福祉課長が「災害ボランティアの役割と意義 ~被災地の支援機関として感じたこと~」と題して、2004年の水害と新潟県中越地震における災害ボランティアセンターの運営や、災害支援の経験、災害の種類によるニーズの違い、災害発生からの時間経過による活動内容の変化などを報告しました。心に残る出来事を交え、被災地の支援機関(支援者)と一人の長岡市民(被災者)両面の立場から感じたことや、被災地では被災者の立場に立って行動することなど、災害ボランティアの役割と活動の意義について話しました。
第2部の救命処置実技講習会では、本学医学部附属病院の医師による応急手当の○×クイズや看護学科教員と学生が三角巾を使用した応急手当、止血方法の講習をしました。
参加者からは、積極的にボランティアに参加したい、実際の経験談が聴けてよかった、三角巾での応急処置について今後役立てたいなど声があがり、ボランティアに対する意識が高まる研修会となりました。