福井大学は、2月18日に文京キャンパスにおいて「学生と考える福井の未来~キャンパスからの創生~」と題し、「地(知)の拠点フォーラム」を開催しました。
平成25年度に採択された「地(知)の拠点(COC)」事業の一環で、地域と連携して活動を行っている学生、教員42名と、福井、鯖江、敦賀各市などの連携自治体職員、地域住民、新聞、テレビなどの報道各社、及び金融関係者ら約30名が参加して、「人材育成」「高齢化とくらし」「公共交通」「中心市街地活性化」「地域活動」の5つのテーマに分かれ、それぞれ意見交換を行いました。
公共交通のグループでは、学生が、地域の駅舎を中心に、訪れる人も、住む人にも魅力的なまちづくりをコンセプトに、まちづくりのアイデアを提案しました。
また、地域活動のグループでは、継続性や経費の問題等現実的な観点からも意見をもらい、学生は、「活動を継続するためには、地域住民との対話が不可欠であり、活動をする私たちが目標を持たないといけない」と新たな課題を見出していました。
グループ別の意見交換会後に開いた全体会では、参加者から「日頃気づかない視点から、意見をもらうことが出来て勉強になった」「様々な立場の人と、同じ立ち位置で意見交換ができ有意義であった」などの声が聞かれました。
同大では、このようなフォーラムを通じて地域社会や報道各社に「地(知)の拠点」の取り組みをアピールし、地域と連携した教育・研究活動の成果を発信するとともに、学生の主体的な学びを促進し、地域志向の人材を育成していくこととしています。