3月6日に東京都内で行われた「省エネ・照明デザインアワード2014」において、福井大学医学部附属病院A棟(新病棟)の照明設備が、公共施設・総合施設部門の「優秀事例賞」を受賞しました。患者さんに優しく癒やしを与える快適性や、医療行為が安全・安心に行える機能性、省エネ性、デザイン性に優れていると評価されました。
医学部附属病院のA棟は、全館にLED照明器具を採用し、手術室・ICU等では、業務に必要な明るさの確保はもちろんのこと、最新の医療機器に電磁的影響を与えることがないよう、国際規格に準じた照明器具や、環境清浄度を満足させるクリーンルーム対応の照明器具を採用しました。また、病棟には、診療・処置等に十分な明るさを確保しつつ、間接照明や暖色系の照明を採用し、患者さんが入院生活を快適に過ごせるような空間環境を創出しています。さらに、高効率のLED照明器具を人感センサー等による制御にして、省エネ・省CO2・省コストを図り、地球環境に優しく、かつ病院経営に貢献することを目指しました。
これからの医療施設の照明に求められる機能性、省エネ性、快適性、デザイン性及び経済性に配慮されているとの評価を得ており、福井大学では、引き続き快適な医療環境の充実と地球環境の保全に取り組んでいきます。