本学医学系部門に「感染症学講座(寄附講座)」を令和3年4月から5年間、福井県からの寄附により設置します。寄附総額は約1億6千万円を予定。
県は新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえ、あらゆる感染症に対応できる医療体制を整えることを目的に同講座を本学に設置するものです。
同講座では、本学の医学部生と医療従事者を対象に、感染症学の講義や研修を行い、感染制御に専門的知識を有する医療人を養成します。また、感染症専門医育成の研修体制や研修プログラムを実施し、5年間で感染症専門医6名の輩出を目標としています。
3月26日に福井県庁にて櫻本 宏県副知事、上田孝典学長が出席し、調印式を行いました。上田学長は挨拶の中で「今後この講座では、新型コロナウイルスだけでなく、新たな感染症に対しても研究を積み重ね、スピード感をもって地域医療に貢献していきます」と抱負を述べました。
本学では、県内の地域医療を担う医師の教育拠点として、育成、研究を行い、地域医療の推進に寄与していきます。