本学医学部は、カナダの首都にあるオタワ大学医学部との部局間学術交流協定を締結し、11月11日、松岡キャンパスで調印式を行いました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年7月の調印式が延期となり、今回電子化された協定書に署名する形で実現しました。
オタワ大学は、1848年にバイタウン大学として創設され(バイタウンはオタワ市の旧名)、Times Higher Educationの世界大学ランキングにて145位(2020年発表)と、世界でもトップクラスの大学です。これまで本学医学部産婦人科学の吉田好雄教授らとオタワ大学産婦人科のベンジャミン・コク-イン・ツァン教授らの国際共同研究により数々の国際的な賞を受賞し、日本・カナダ両国間の産婦人科学分野でリーダーシップを発揮してきました。
調印式では内木宏延医学部長が、「オタワ大学で調印式を行う予定が延期になりましたが、両大学とも相互に交流を深めたいという熱意をもって準備にあたり、とても有意義な協定を結ぶことが出来ました」と話し、医学部等国際交流委員会委員長を務める定清直学長補佐は、「コロナウイルス感染症が終息すれば、両大学共同でシンポジウムやセミナーを活発に行いたいと思います」と今後の展望を話しました。続いて吉田教授が、「産婦人科学教室間の交流から、医学部間の交流に発展したことは大変喜ばしく思います。今後は大学間の包括協定に拡大していきたいと思います」とさらなる交流への意欲を語りました。
本学では、オタワ大など重要な海外協定校との交流を深め、より一層の国際化を図っていきます。