福井大学医学部附属病院A棟(新病棟)の照明設備が、6月9日、照明学会の「平成26年照明普及賞」を受賞した。
医療施設として、視環境、照明技法、照明効果など総合的な観点から優れているとして評価された。昨年の松岡キャンパスの講義棟に続き2年連続の受賞となった。
附属病院A棟の照明設備は、全館にLED照明器具を採用し、省エネ性や保守性を高め、これまでの高効率形蛍光灯と比較して、約43%の電力使用量の削減になる。
手術室やICUでは、手術・処置等に必要な明るさの確保、最新の医療機器に電磁的影響を与えることがないよう、国際規格に準じた照明器具や環境清浄度を満たすクリーンルーム対応の照明器具を採用した。
また病棟照明は、診療や処置に十分な明るさを確保しつつ、間接照明や暖色系のLEDを採用し、患者さんの快適性と医療の安全性が両立する空間環境を創出している。
本学では、引き続き安全・安心で、快適な医療環境の充実と地球環境に配慮した病院経営に貢献する照明設計に取り組んでいく。