6月19日(金)にインドネシア・スラバヤの国立アイルランガ大学が主催する国際看護会議に本学医学部の教員が参加しました。
医学部は、同大と2016年に部局間協定を締結しており、これまでに互いの学生が海外短期研修などを行い、国際交流を継続しています。
また2020年には医学部に加えて同大の看護学部と部局間協定を目指して、最終の詰めに入っています。
今回、同大の招きにより4月に開催予定であった国際会議をウェビナー形式で開催することとなり、看護の分野でも交流を深めようと同大の主催する国際会議において、医学部看護学科の長谷川智子教授が研究発表を行い、オブザーバーとして医学科 定清直教授、看護学科 長谷川美香教授ら看護学科の教員が出席しました。
インドネシアのスラバヤで行われた会議には、タイ、マレーシア、ブルネイ、ミャンマー、インドネシア、日本の計6ケ国からの参加がありました。
この会議にて長谷川智子教授は「日本におけるアドバンス・ケア・プランニング:ACPと看護に関する研究」の題目で、福井の観光案内から始まり、福井大学の紹介、日本のACP(今後の治療・療養について患者・家族と医療従事者があらかじめ話し合う自発的なプロセス)やEnd of Life: EOL(人生の最終段階)の医療 の研究成果などを報告しました。今後の課題として、医療専門家がEOLについて患者や家族ともっと話し合う必要性を挙げ、看護師と医療専門家は、ACPのトレーニングを行う重要性があると強調されました。
本学医学部では、コロナ状況下でも、相互理解を深めつつ、積極的に国際的な学術交流を推進していきたいと考えています。