医学部分子生理学領域の角野 歩特別研究員が6月12日に、第8回「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」を受賞しました。
「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」は、2007年度に創設され、優秀な女性研究者の研究活動を支援することにより、指導的女性研究者の育成を目指す研究助成です。自然科学分野の幅広い研究テーマ(理工科学系・生命科学系全般)を対象に、毎年最大10件を選出しており、受賞者には受賞盾と研究助成金100万円が贈られます。これまでに69名が選出されており、今回は10名が選出されました。
東京・銀座の資生堂花椿ホールで開催された授賞式には、全国から受賞者10名が集まり、審査委員長を務めた株式会社資生堂の島谷庸一 執行役員常務が角野特別研究員に受賞盾を渡し、角野特別研究員は、受賞の喜びや今後の研究への意気込みを受賞スピーチで語りました。
角野特別研究員は、この研究助成を活用し、「高速原子間力顕微鏡によるカリウムチャネルの密度がチャネル開閉に及ぼす影響の解明」をテーマに、さらに研究を進める予定です。