北陸の国立3大学が連携する「北陸高度アレルギー専門医療人育成プラン」を開始

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福井大学、金沢大学、富山大学の北陸地域国立3大学が連携し、高度な知識・技能を有するアレルギー専門医の育成を目的とした「北陸高度アレルギー専門医療人育成プラン」を令和2年4月から開始します。
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事業開始にあたり、3月26日に松岡キャンパスにおいて本学医学部 小児科学 大嶋勇成教授と耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 藤枝重治教授が記者説明会を行いました。
2014年公布のアレルギー対策基本法で、医療体制の地域的アンバランスの是正が求められましたが、北陸地域ではアレルギー専門医が少なく、さらに中核都市と周辺に偏在しているのが現状です。本事業では、6コースの教育プログラムを設け、共通科目など、e-learningを活用することで受講を可能にし、大学の枠を超えて履修することができます。2021年度までに3大学で専門医、コメディカル合わせて30名の養成を計画しています。また、重症・難治アレルギー疾患や指定難病疾患のデーターベースを構築の上、地域の診療実態を把握し、治療に向けた臨床研究を推進していきます。

大嶋教授と藤枝教授は、「医師だけでなく、アレルギー専門の知識を備えたコメディカルスタッフを養成していきたい。専門医不在で診断が難しい地域との格差をなくし、北陸ではどこでも等しく医療がうけられるよう、患者さんの手助けをしていきたい」と今後の展望を述べました。

本事業は、文部科学省 2019年度大学教育再生戦略推進費「課題解決型高度医療人材養成プログラム」アレルギー領域の公募において唯一採択された取り組みで、福井大学は基幹校として事業を推進します。

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│ 2020年3月26日 │
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