医学部感覚運動医学講座 皮膚科学の高橋秀典臨床准教授、尾山徳孝准教授、長谷川 稔教授らは、皮膚常在菌が起こすカンジダ症の予防や治療に、抗真菌石鹸の積極的な使用が有効であることを明らかにし、3月19日に松岡キャンパスで記者説明会を行いました。
高齢化社会の進行とともにおむつ使用による皮膚トラブルも年々増加傾向にあり、その中で最も頻繁におこるカンジダ症に着目し、抗真菌石鹸を使用したスキンケアの効果を検証したところ、発症予防と症状緩和に有効であることを明らかにしました。
この研究成果は、医療従事者の対応に関わる負担や医療経費の削減に貢献し、さらには在宅管理へとシフトしていく医療体制の中にあって、療養者のQOLを向上させる重要な役割が期待されます。
本研究成果は、2020年2月6日に皮膚科学の英文誌「The Journal of Dermatology(ジャーナル・オブ・ダーマトロジー)に掲載されました。
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