福井大学災害ボランティア活動支援センターが7月24日、アカデミーホールにて、講演会を開催しました。8回目の今回は「地域を元気にする学生ボランティア活動について考える」と題し、弱い立場の人や地域を元気にしようと取り組んでいる日頃の活動を学生が発表し、ボランティアへの理解を深めるとともに、活動を改善するためのヒントを得る機会としました。
医学部附属病院の小児ボランティアや、地域の幼稚園で活動しているボランティアサークル「FEAL」、児童館の子どもたちと遊ぶ「児童文化研究会」、保護観察を受けている少年少女をはじめ様々な悩みを抱える子どもとのふれあいを通して自立を支援する「BBS(Big Brothers and Sisters movement)」、献血の推進活動などを行っている「福井大学日赤青年奉仕団ココロ」の4団体が発表しました。
「FEAL」の活動を紹介した医学科4年の宇戸谷翔太さんは「ぬいぐるみ病院」、シニアスポーツ大会などの取り組みを紹介し、「メンバーが減少することで活動の回数が減ることもあったが、ボランティアを通じて学外のコミュニティに自分の身をおくことで、多くの人とのつながりや気づきがあった」と振り返りました。
引き続き行われた意見交換会では、ボランティアサークルに入ったきっかけや、サークルを運営する上での問題点などについて話し合い「企画の準備は大変なこともあるが、運営する中で子どもたちが楽しんでくれると嬉しい」といった声が聞かれました。
最後に、岩井善郎同センター長が「日々の小さなことの積み重ねが大切。今後も自ら他の機関や大学とも連携しながら活発に活動していただきたい」と講評しました。