本学は、令和2年4月に北陸3県初の専門職大学院(法科大学院と教職大学院を除く)を設置し、また学校教育や産業界を牽引する人材の育成を目的に、既存の教育、工学の大学院についても組織改編を行うことについて、9月2日、文京キャンパスで記者会見を開いて発表しました。
上田孝典学長が「高等教育を取り巻く状況や、国立大学に求められる使命を踏まえ、大学院教育の充実と高度化、研究力の強化を図るとともに、社会人の学び直しや生涯学び続ける機会を提供するリカレント教育の充実が重要である。地域や社会からのニーズに応え、地方創生の中核として役割を果たしていきたい」と挨拶しました。
新設する専門職大学院「国際地域マネジメント研究科」は、地域のグローバル化が進行する中、企業や自治体が抱える諸課題の解決に挑戦する優れたマネジメント・リーダーの育成が目的です。国際地域学部の木村 亮学部長が、海外実地研修などの教育課程や教員組織の概要説明を行いました。
続いて、福井大学・奈良女子大学・岐阜聖徳学園大学連合教職開発研究科(連合教職大学院)について、柳澤昌一研究科長が教育学研究科修士課程を連合教職大学院に一本化し、実践型教員養成機能の強化を図ると紹介。福井一俊工学研究科長は、工学研究科博士前期課程では、10専攻から3専攻に組織を再編し、「スペシャリストであって、またジェネラリストとしての幅広い知識と俯瞰的視野を持つ人材養成のための教育体制を構築したい」とカリキュラムの特色などを説明しました。