高齢者に多いアミロイド病の予防・治療の進展に貢献-ポリリン酸が引き起こす蛋白質異常凝集体の形成機構を解明(共同研究)

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本学医学部 分子病理学講座 内木宏延教授が大阪大学蛋白質研究所 後藤祐児教授、新潟大学医学部 成田一衛教授らと行った共同研究の成果「ポリリン酸が促進するβ2ミクログロブリンのアミロイド線維形成の想定される機構」が2019年6月10日、米国科学誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載されました。

今回の研究は、長期にわたる透析を受けた患者に発症する「透析アミロイドーシス」に関するものですが、蛋白質の異常凝集体「アミロイド」が関与する「アミロイド病」には、他にアルツハイマー病、パーキンソン病などがあります。今後、生体のポリリン酸の濃度を正確に測定する技術を開発することができれば、アミロイド病全般について予防や治療の進展につながることが期待される研究成果です。

本成果について詳しくはこちらをご覧ください
press release_Hironobu Naiki and Yuji Goto

│ 2019年6月11日 │
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