感謝と哀悼の意を捧げる医学部納骨式、御遺骨返還式を執り行いました

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御遺骨返還式(内木医学部長の追悼の言葉)

御遺骨返還式(内木医学部長の追悼の言葉)

5月18日、「医学部納骨式」と「医学部御遺骨返還式」を執り行いました。これは、良い医療者の育成や医学研究の発展に理解をいただき、「自分の死後、遺体を医学教育や研究のために役立ててほしい」と崇高な意思を持って生前に献体登録し、昨年度、解剖させていただいた方々に感謝と哀悼の意を捧げるものです。献体者御遺族をお招きし、本学からは内木宏延医学部長をはじめ医学部教員、医学科・看護学科学生などが参列しました。30柱の御遺骨は御遺族に返還されるとともに、本学慰霊碑内の納骨堂に安置されました。

内木医学部長は、「我々医療人が多くの人の献身によって支えられていることを実感し、人として、医師として何が大切かを学び取りました。今は亡き方々と御遺族の皆様に深い敬意と感謝の念を捧げますとともに、御霊のやすらかならんことを心よりお祈り申し上げます」と追悼の言葉を述べ、学生代表は、「初めて医の学びに触れた一年次に実習を通して解剖学を学び、御献体と向き合うことで、医療に携わる者としての緊張感を持たせていただくことができました。私たちは、御献体への感謝の念を持ち続け、医学生として必ず成長し、このご恩を社会に還元できる医療者の姿を追求して参ります」と決意を新たにしました。

また、医学の発展に欠かせない動物実験に供された動物たちの慰霊祭も行われ、かけがえのない生命に対する哀悼を常に忘れず、得られた貴重な経験を広く社会に成果として還元する責務を再認識しました。

納骨式献花の様子

納骨式献花の様子

納骨式(学生による納骨堂への遺骨安置)

納骨式(学生による納骨堂への遺骨安置)

御遺骨返還式の様子

御遺骨返還式の様子

│ 2019年5月18日 │
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