教育学部附属義務教育学校で、前期課程と後期課程の校舎の間に「中央棟」が完成し、3月26日に、文部科学省総合教育政策局教育人材政策課 教員養成企画室の金 郁夫室長補佐や県教育庁、市教育委員会教育長、本学役員ら約40名が出席して、竣工記念式典を行いました。
初めに、松木健一附属学園長が、耐震基準を満たしていなかった中学校体育館の改築に伴う特別教室の取り壊しなど、本施設設置に至る経緯を説明、関係者の支援に対し感謝を述べました。
続いて、中田隆二理事(教育・学生担当)・副学長が「義務教育学校を拠点に大学院、教育学部、附属学園が三位一体となって、教員養成機能の構築と国内外の現職教員らの研修など教育推進に努めたい」と挨拶しました。金室長補佐が文部科学省教育人材政策課の柳澤好治課長の祝辞を代読し、義務教育学校後期課程育友会会長や同窓会会長が来賓挨拶を行いました。また、同窓会の能登部茂樹会長から大山利夫学校長に、テーブルや椅子の寄贈目録が手渡されました。
最後に、児童・生徒を代表して平成31年度生徒会長の鈴木冴月さんが、「職員室が一つになり、小中一貫校を改めて実感しました。前期課程と後期課程の交流を通して自分たちの学びを深めていきたいと思います。使いやすい施設を作ってくださり感謝申し上げます」とお礼を述べました。
式終了後、省エネ効果も期待できるスギやヒノキ、カラマツの直交集成板(CLT)を使用した中央棟を参加者らが見学。三田村 彰副学園長が、「1階の職員室はフリーアドレスを導入し、各課程・教科を越えた教員の連携とコラボレーションの促進、効率化を目指した働き方改革のモデルケースとも言える」と紹介しました。2階は児童・生徒がプロジェクト型学習やエジプトからの留学生らが研修の場として活用しています。