県内の4年制5大学(福井大学、福井県立大学、福井工業大学、仁愛大学及び敦賀市立看護大学)連携事業(COC+事業)は、第2回「ふくい地域創生士」認定証授与式と第1回「ふくい地域創生アワード」の表彰式を2月27日、JR福井駅東口AOSSA7階の大学連携センター(Fスクエア)で行いました。式には、受賞学生のほか、本事業の協働機関である県大学・私学振興課、商工会議所連合会、経営者協会、経済同友会、県医師会、県看護協会、福井まちなかNPOの方々ら、約80名が出席しました。
「ふくい地域創生士」は“ふくい”というフィールドで地域に興味を持ち、理解を深めるための地域志向科目を学び、インターンシップなどの経験を通して地域の課題解決に貢献できると認められた学生で、今年度は75名を認定しました。「ふくい地域創生士」は、昨年度の認定者を含めて125名となりました。
さらに、今年度新設した「ふくい地域創生アワード」では4名が表彰されました。ふくい地域創生士として活動し、地域の持続的発展や地域産業の振興に繋がる研究成果などの顕著な業績があったと認められる学生を称える制度です。
ふくいCOC+事業推進協議会議長である本学の眞弓光文学長が「これからの皆さんの学びの継続と成長のための努力を支える、精神的支柱のひとつとなることを願っています」と激励しました。
式典に続いて、「ふくい地域創生アワード」の表彰を受けた本学医学部看護学科4年の若林未来也さんが、「永平寺町消防団での地域防災活動、高校生への看護の魅力について」を、福井県立大学生物資源学部生物資源学科4年の福田倫子さんが、「福井県の農地に生育する雑草種と難防除雑草種の把握」をテーマに、活動の実績や研究成果を発表しました。
同日に開催された、「アドバイザリー・ボード・ミーティング」では、「ふくい地域創生士」を目指したきっかけやこれまで学んだこと、今後どう生かしていくのか、事業への要望などについてグループワークを行いました。各グループの代表学生から「フィールドワークを通して、他大学の学生との交流や福井の企業を知ることができた」「『ふくい地域創生士』としての経験を就活にも生かしたい」「自分たちがこれから活躍して、『ふくい地域創生士』の認知度を高め後輩に繋いでいき、地域に貢献したい」などの声がありました。
最後に、本学の舟木幸雄コーディネーターが「『ふくい地域創生士』のサポーターとして後輩たちに繋げて欲しい」と締めくくりました。