エジプト・日本教育パートナーシップ(EJEP)における研修プログラムの開講式を行いました。

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福井大学・奈良女子大学・岐阜聖徳学園大学連合教職開発研究科(連合教職大学院)は、エジプトの若者の能力強化を目的とした「エジプト・日本教育パートナーシップ(EJEP)」の人材育成事業(EJEP-HRDP)により、2021年度までの4年間にエジプトから約680名の教員を研修員として受け入れることとなりました。第一陣として、4コースのうち「学校運営」と「技能教科等の教育活動」の2コース各21名 計42名が、1月31日から2月25日まで本学などで日本型の教育を学びます。東京、長野でのプログラムを経て福井県入りした一行は2月4日に文京キャンパスで開講式を行いました。DSC_4977
初めに、眞弓光文学長が「本研修プログラムを実施できることは本学にとっても名誉あることです。短い期間ですが、教師力を高めてエジプトの子どもたちに素晴らしい教育を提供してください」と歓迎しました。
続いて、松木健一連合教職開発研究科長が、約30年近く本学と協働研究している長野県の伊那小学校で一行が2日に「総合的な学習」の時間を視察したことに触れて挨拶。「伊那小学校の子どもたちが動物飼育や米づくりなどの活動をするのは、技能の習得が目的ではありません。地域の課題を考え、解決するために協力することを体験する重要な時間です。この特別活動は、人とのコミュニケーション能力や情報を収集する力を身につけさせる授業として機能していることを学んでほしい。寒い日が続きますが、風邪をひかないよう頑張ってください」と激励しました。
研修員を代表してアハメド アブド アブテルバーキ氏が「福井大学のこれまでの準備と実践プログラムにお礼申し上げます。成功できるように頑張ります」と述べ、最後に、日本語で「皆さんよろしくお願いします」と挨拶しました。
開講式後、早速グループに分かれて研修を行いました。DSC_4983
期間中は教育学部附属義務教育学校や福井市公立学校で学校行事や授業を参観するほか、教師の教育改革における実践の交流と省察を深め、多角的に学びあう「実践し省察するコミュニティ 実践研究福井ラウンドテーブル2019 Spring Sessions」(2月15日~17日に開催)に参加するなど、協働探究の持続的な展開と省察的な授業研究の視点と方法を学びます。

│ 2019年2月4日 │
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