~世界で活躍できるグローバル人材育成セミナー〜 「少子高齢化社会における持続的なコミュニティの協働デザインに関する地域創生とは」を開催しました。

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東京大学 新領域創成科学研究科 サスティナビリティ学 グローバルリーダー養成大学院 工藤 尚悟助教、イタリア・ナポリのNPO法人の3名をゲストスピーカーに迎え、ゼロから始めた地域創生のプロジェクトについての手法や経験を国際地域学部の学生に向けて講演しました。
工藤助教は、少子高齢化における地域の特色を説明し、人口減少の進む中、地域の人々が支える無形文化財である伝統行事や地域資源を持続可能なものとして海外に発信した実例を紹介しました。
イタリア・ナポリのNPO法人「ラ・パランツァ」の代表は、地域の子どもたちを豊かに育む体制をつくるため、ボクシング協会など人材育成を手掛ける団体や企業にも声をかけ、地域の子供たちに放課後のアクティビティの機会を提供し、子どもたちのやる気や気持ちをサポートする活動を行っています。こうした活動が教育水準の向上に寄与していることなどを報告し「最初のうちは、情熱とボランティア精神でプロジェクトを進めていましたが、持続性が生まれにくい。地域住民や企業といった多くの方々を巻き込みながら、プロジェクトを立ち上げることが継続に繋がる」と力説しました。
最後に、ナポリ東洋大学でPBL(Project Based Learning)を行った同学部3年の久末 麻梨乃さんがナポリのカタコンベという地下墓所を例にあげ、日本人に向けた観光PRについて考察したことを発表しました。
本学国際地域学部が行う教育のひとつに、地域の課題を見つけ、その解決方法を模索する「課題探究プロジェクト」があります。同学部の学生にとって、地域創生を手掛けるプロの手法は参考になる部分が多く、真剣に学んでいました。

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│ 2018年10月22日 │
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