北陸経済連合会と会員である北陸3県の国公私立10大学による懇談会を8月1日に、本学の文京キャンパスで開催しました。
当懇談会は大学と経済界(北陸経済連合会)が連携して地域の発展に貢献することを目的に、産学官のそれぞれの在り方や人材育成についての意見交換として毎年、各県持ち回りで行っています。
久和 進北陸経済連合会長が開会の挨拶後、連合会事務局から地方創生に向けて地方大学への支援充実などを盛り込んだ要望書を7月25日に、政府へ提出したことなど活動報告がありました。
続いて、各大学や企業が「産学連携によるイノベーションの推進について」をテーマに、方針や重点的取組みなどを報告、合わせて産学連携に対する期待と要望を説明し、意見交換を行いました。経済界側から「企業は戦略としてコーポレート・アイデンティティを社会にわかりやすいメッセージで発信している。大学も『ユニバーシティ・ アイデンティティ』を策定し、大学の理念を前面に打ち出すべき。また、地域活性化というならば、大学も地域の企業実態を把握する組織体制を設けるべきである」との叱咤激励もありました。
最後に、本学の眞弓光文学長が、「地域にある大学が果たす役割として、大学でしかできない教育の充実や地方産業の担い手となる人材の育成に努めたい。また、ものづくり企業の多い福井県で共同・受託研究に取り組み、成果を上げていきたい」と挨拶しました。
午後からは、国際地域学部の概要や研究紹介のほか、米沢 晋産学官連携本部長が「地域資源を生かしたアンダーワンルーフ型共働への挑戦」と題して同本部の活動内容を報告。その後、施設見学を行いました。