日本の経験、技術を理解する基礎的な研修により、将来の国づくりを担う人材の育成を支援する国際協力機構(JICA)の青年研修。「アフガニスタン初中等教育行政コース」を受講する同国の若手教師ら17名が、12月14日に文京キャンパスを訪れました。
12月3日に来日した一行は、初めに文部科学省等で日本の初中等教育行政の概要を学び、12月11日に福井県を訪問。県や市の教育委員会の取り組みを学び、幼、小、中学校、高校と順番に視察した後、本学教育学部を訪れました。
教育学部の石井バークマン麻子学部長が、教育学部の概要を紹介。教員を養成する際に大切にしていることとして、「学生に、学習を通じて理解が深まることは楽しいということを学ばせること。この経験がないと子どもに魅力ある授業ができません。学生が、様々な観点の意見に触れ、自身の考えを深めるために、90分の授業の中に小グループのディスカッションなどの『アクティブラーニング』を取り入れています。また、早い時期(1年生)から、子どもと触れ合う機会があるのも特徴の1つ」と紹介しました。続いて、英語の歴史を学ぶ「英語学特殊講義」、化学や剣道の授業を見学しました。
一行は18日に福井駅東口のAOSSAで、今回の研修で得た「学び」や「気づき」、今後の活用方策などの発表を行い、約2週間の日程を終えました。