福井大学は、2月7日、公開講座「福井大学発 最先端研究〜明日への挑戦〜」の第1回目をアカデミーホールで開催しました。
この公開講座は、地域に開かれた大学として、大学の特色を生かした教育・研究・医療の分野の中の、特に重点的な研究の成果を市民に対して発表することを目的としています。同大高エネルギー医学研究センターの藤林靖久教授を講師に、『PET分子イメージングによるがんの診断から治療へ』と題した講演があり、医療に関心のある一般市民約70名の参加がありました。
講演のなかで藤林教授は、「PET検診は、診断内容によって使用する薬品が異なる。それぞれを効果的に利用することにより腫瘍の早期発見が可能で、検診自体も体への負担が少ない。また、PET分子イメージングは診断だけではなく、がん治療にも使用できる可能性がある」と説明しました。
講演後には参加者との質疑応答が行われ、第1回目の公開講座は終了しました。同大地域貢献推進センターでは、今後もこのような公開講座の開催を予定しています。