福井大学を責任大学として、県内5つの4年制大学と福井県や県商工会議所連合会などが連携し実施する「地域創生の担い手を育み活気あるふくいを創造する5大学連携事業」(以下、COC+事業)の事業成果報告会を、9月22日(金)、福井工業大学の福井キャンパスで開催しました。
COC+事業では、「地域志向科目・インターンシップ」「高大接続・留学生」「特色人材育成」の3つの部会を設け、その下に10のワーキンググループを設置し、各大学の強みを活かしながら、地域の人材需要を把握し、地域の課題解決の中心的な役割を担う人材の育成に取り組んでいます。今回は、学生や地域の方にも公開し、特色人材育成部会の6つのワーキンググループが、「地域と協働した大学の活動!」をテーマに報告を行いました。
国際・地域分野ワーキンググループの報告では、本学国際地域学部の月原敏博教授が、PBL(Project-Based Learning)を取り入れ、国際地域学部のカリキュラムの中心に位置する授業「課題探求プロジェクト」の概要を紹介しました。
授業を受講している同学部2年の大井慎太朗さんと安江詠星さんも登壇し、体験談を披露。大井さんは、企業インターンなどを通して「新しいことをする際には、入念な下調べや準備をする必要があること、また、企業が生存競争に生き残っていくためには、常に新しいアイディアやライバル企業との違いを生み出していかないといけないということを改めて認識しました」と話しました。
安江さんは、タイでの研修に参加しグローバル人材の育成について学んだ体験を語り、「タイの学生は、みんなが英語を話せることに衝撃を受け、帰国後、報告会を企画し現状を共有しました。国際交流に興味のある学生が福井の文化や魅力を留学生に伝えていますが、今後、後輩や他大学とも協力し、国際交流の分野でも様々な活動をしたい」と意気込んでいました。