5月24日、福井大学地域環境研究教育センターは、協力覚書を結んでいる福井市環境パートナーシップ会議と協同で、約10組の親子を対象としたサツマイモ栽培体験活動を実施しました。
最初に、数年前に廃校となり、現在は地域の生涯学習施設として活用されている旧芦見小学校で、同大の教員等から、芦見地区の過疎化の状況について説明がありました。続いて、生涯学習施設近くの約500m2の畑に出かけ、手作りの立て札を立てた後、約2時間をかけて畝作り、苗植え、柵作りをしました。参加した幼稚園や小学生の子供も、畑で土に触れる機会が滅多にないことから、作業に夢中になっていました。
会場となった福井市東部の旧美山町芦見地区は、過疎化が激しく、限界集落に分類される集落も存在します。そういった状況から、今回の栽培体験は、農作業の体験を通して、過疎地の再活性化を目的とした環境活動として実施しました。
なお、今回参加した親子は、今後の夏の草刈り、秋の収穫にこの地を再び訪れる予定です。