7月11日、平成21年度公開講座「福井大学発 最先端研究〜明日への挑戦〜Part1」のをアカデミーホールで開催しました。
この公開講座は、地域に開かれた大学として、大学の特色を生かした教育・研究・医療の分野の中の、特に重点的な研究の成果を市民に対して公表することを目的としています。今年度第1回目となる今回は、2つのテーマで講演がありました。
最初に、遠赤外領域開発研究センターの斉藤輝雄センター長を講師に、新着想のテラヘルツ波発生技術と分光技術を組み合わせたテラヘルツ波科学の研究について説明がありました。大学独自に開発した高出力遠赤外光源「ジャイロトロン」を応用して、国内外の研究機関と共同研究を展開していることをはじめ、遠赤外領域の未開拓の研究や画期的な新技術の開発を行っていることにも触れました。
続いて、教育地域科学部発達科学講座の中村保和講師がライフパートナー活動をとおして開発した、不登校児や発達障害児の学習支援プログラムなど、大学が持つ専門性を活かした取り組みについての成果発表をしました。講座には、一般市民・教育関係者・高校生など約50名が参加し、興味深く聴講していました。
主催した同大地域貢献推進センターでは、今年度、10名の教員による最先端の研究成果の公開講座を予定しています。