8月4日、福井大学の学生総合相談室と保健管理センターが、「アクティブ・ラーニングで障がい学生支援を学ぶ」をテーマとした講演会とワークショップを、文京キャンパスのアカデミーホールで開催し、教職員の他、学外高等教育機関及び外部支援機関の関係者の方々も含め、計69名が参加しました。
本学理事(企画戦略)副学長で保健管理センターの上田 孝典所長が開会挨拶した後、富山大学教育・学生支援機構学生支援センターの西村 優紀美副センター長が、「高等教育における障害学生の支援体制について~合理的配慮の実際~」と題して講演しました。
西村副センター長は、障害者差別解消法を踏まえた「不当な差別的取り扱い」や「合理的配慮」に関する考え方と対処、大学等における実施体制について説明。次に、富山大学で行われた障がいのある学生に対する支援事例について、入学前の面談、合理的配慮の検討・実施、その後の経過までについて、報告がありました。
続いて、本学保健管理センターの後藤 綾文特命講師がファシリテーターとなり、障がいのある学生の事例について、どのような修学支援が考えられるかをテーマにグループワークが行われました。参加者は、学生の困りごとや特性を踏まえた、それぞれの立場や視点からの意見を述べ、充実したディスカッションが展開されました。
最後に、本学保健管理センターの浦﨑 芳正副所長が、「障がいのある学生及び教職員のための相談室、学生総合相談室及び保健管理センターが連携し、富山大学に負けない支援体制の整備・強化に努めたい」と話し、本学や福井県内における障がい学生支援の進展が期待される有意義な講演会とワークショップとなりました。