福井県の「地域グローバル人材育成事業」の第1回派遣留学生6名の壮行会が7月19日、福井駅東口の大学連携センター(アオッサ7階)で行われました。そのひとり、本学工学部4年の宮崎智広さんも、前田工繊株式会社の支援を受けて、8月18日から5週間、アメリカのニューヨークで語学学校に通うとともに、関連企業でインターンシップを行います。
「地域グローバル人材育成事業」は、福井県と県アジア人材基金が申請した、文部科学省の「官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム~地域人材コース」 に採択されました。県内企業16社の協力により、寄付金等を財源とし、実践型海外留学とインターンシップを組み合わせた留学プログラムで、県出身の参加学生を公募し、県内外の大学・高専に通う6名が派遣留学生に選ばれました。
壮行会で宮崎さんは「英語の能力を伸ばすとともに多種多様な文化を吸収し、物怖じしない度胸を身につけたい。就職後は、グローバル展開する企業の役に立ちたい」と抱負を語りました。
西川一誠福井県知事、県アジア人材基金理事で前田工繊(株)の前田征利社長と学生らとの意見交換会では、西川知事が中国・ドイツ・タイ・アメリカに派遣される学生に向けて、各国の言語で「留学おめでとう」と用意された原稿を示して、「外国語は難しいね。まずは語学力を身につけてほしい。グローバルな人材の育成が将来の地域産業界の活性化に繋がる」と期待の言葉を掛けました。