福井大学は、日本原子力研究開発機構の共催で、10月19日、フランス原子力庁(CEA)長官顧問ジャック・ブシャール氏を招き、「『高速炉開発の意義』〜なぜ今開発を進めなければならないか〜」と題して特別講演会・交流会を開催しました。講演会には約70名の学生・教員が参加しました。
ブシャール氏は、日本、フランス、アメリカ等世界10カ国1機関が参加している第4世代原子力システム国際フォーラムの議長として、次世代原子力システムの開発に尽力しています。講演会では、ブシャール氏から世界における高速炉開発の経緯、各国の取組状況、高速炉開発の必要性等、グローバルな視点から講演がなされました。また、将来の世界的な原子力利用の進展に備えた人材の確保という観点から、日本の学生の貢献に大きく期待するというメッセージが送られました。
講演終了後の交流会では、活発な質疑応答、意見交換が行われました。特に学生から、住民等に対する原子力発電の安全性の説明についての質問が出されるなど、盛況のうちに進行し、終了しました。