3月23日、前田征利奨学金の出資者である前田征利氏と平成21年度奨学生6名との懇談会を実施しました。同会は、学位記授与式の直後に実施され、卒業を迎えた奨学生へのはなむけとして企画されました。

はじめに、前田征利氏から、奨学生に対して「柳生家（柳生十兵衛の家）の家訓にたとえた社会における人との出会いの大切さ」について話があった。続いて、奨学生から前田氏へ感謝の品が贈られ、奨学生から1人ずつ、1年間の奨学金給付への感謝の気持ちや今後の進路について報告した。最後に、前田氏から「奨学生全員が就職や進学を決め大変喜ばしいこと。現在のような社会・経済不安の中、苦境に立った時には気軽に相談していただきたい。これから世界の国々にはばたいていく奨学生には、福井への貢献や今後の活躍を大いに期待する」とエールを送った。

奨学生6名は、前田奨学生としての誇りを胸にそれぞれの将来に向けて、力強く踏み出すことを誓い合っていた。