福井大学は、4月27日、総合図書館増築に伴い、伐採された樹木で製作したテーブル・ベンチの除幕式を、同館庭園で挙行しました。式には、製作にあたった学生のほか教職員が多数参列し、教育・学生担当の寺岡 英男 理事の挨拶に続き、寺岡理事、高梨 桂治 理事、学生代表2名により除幕されました。
平成20年9月に総合図書館の増築・改修工事では、支障となる周辺樹木の伐採が必要となりました。しかし、長い年月、大学の発展と共に成長してきた思い出の木であることから、廃棄せずに有効に活用できないかとの声が上がりました。そこで、学内で活用案を募ったところ、工学部建築建設工学科の造形演習の教材の1つとして利用し、テーブルやベンチを作ることとなりました。1年以上の樹木の乾燥期間を経て、同学科の学生23名がデザインから組み立てまでの一連の作業を担い、この4月に文京及び松岡の両キャンパスに設置しました。
第2の道を与えられた樹木が、これから学生の憩いの場として活用されていくことが期待されます。